Friday, April 17, 2009

Destination

地元ローカルでレジェンドでもあり、そして僕の師匠でもある
小川 達偉さんを今日は紹介したいと思います。


高知でサーフィンを始めてやく30余年
彼の所有するワーゲンバンで
高知のありとあらゆるポイントを若いときに
回りまわったそう。

今では地元中土佐で車の修理、販売をする会社を営みながら
波がある時は海へ、ない時は山や海の幸を探索したりと
最高のライフスタイルを送っている。

彼の行動範囲は海と山だけに納まらず、空(パラグライダー)も
若い時に経験があり、自然すべてが彼のテリトリーなのだ。


彼のすごいとこはというと、彼を慕うたくさんの友人の人脈
そして彼の自然に対するそのスタイル。

もう築6,7年になるだろうか、僕の地元でもある中土佐町のとある山中に
露天風呂を完備する山小屋を、友人の大工の跳梁と二人で
建てたのだという。

そこへのプロセスは普通の都会暮らしをしている人には到底理解できないだろう。
軽トラ一台がやっと通れるような山道をひたすら上ること、約15分。
道も整備されていない、オフロードを突っ切ると
山肌に小屋の影が現れるのだ。

山小屋への道のり

この山小屋に訪れた誰しもが息を呑み、そこからの絶景に
言葉を失う。

露天からの景色

ここには僕が思う人生のすべてが詰まっている。
大いなる自然の恩恵をうけ、水は谷からくみ上げ
電気やガスなどを一切しようせず、お湯はまきを使い
明かりにはローソクや昔ながらのランプを使う。
山小屋内

現代人には理解し難いものかもしれないが、これこそが
日本の元来の姿であり、守っていくべきスタイルだと
僕はそう思う。

確かに、こういったところに日常的に住むのは厳しいというのは
もちろんのことだが、週になんどか現実から少し離れた
この場所に訪れ、人生とは何か、自分とはいったい何なのか、
いろいろと考えにふけるのもいいのではないだろうか。

不景気が世界を暗いニュースで包み、新聞などを読んでいても明るいニュースなど
ほんの一部しか掲載されていないこの時代に
こういったすばらしいライフスタイルを貫く達偉さんのような方が
いることを考えると、まだまだ人生捨てたものじゃないと思えてくるのである。

露天風呂からの景色

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