人命救助

湘南から帰ってきてもう一週間以上が過ぎたのですが

その間にある事件が発生。

生まれて初めて人命救助なるものを体験しました。

湘南から帰ってきて、2，3日の事

幼馴染で親戚でもある友人のナオキ君のお誘いで

彼の所有するレジャーボートで地元の近海へ釣りにでかける

事になり朝の１０過ぎに港を出港しました。

彼は現役のファイアーマンで、たまたまその日は休みで

僕が暇しているだろうと海に誘ってくれたのが

ひとつの命を救うきっかけになったのかもしれません。

釣りを始めて3，40分、僕のさおにはノーヒット。

さすが地元の釣り氏ナオキ君。彼はあっさり二匹エソという魚をゲット！

釣りの最中に鯨にも出くわし

僕のテンションがマックスまであがりかけていたその時！

沖合い1，2キロくらいだろうか

太平洋の真ん中で煙がすごい勢いで上がっているのを発見！

ナオキ君と、あれちょっとやばいんじゃないと

話をしているとますます煙が濃くなり、そしてその勢いもさらに増す一方。

これは絶対にヤバイという事で

急遽、その燃えている船の方にかじをとり全速で現場へ急行しました。

するとすごい勢いで燃えている船のすぐ近くでブイ（漁に使う丸い浮き）

につかまりライフジャケットを着た一人のおじさんを発見！

さすが現役の消防員、迅速な判断と的確な船の操作で

すぐに漁師のおじさんを救助。

不幸中の幸いで怪我もなく、他の乗り組み員の方もいなく

無事救助できたのですが、さすがにショックが大きかったようで

かなり動揺していました。

後はナオキ君が電話で海上保安庁と連絡をとり

すぐに港の方へ帰りました。

せっかくのオフだった彼ですが

それからの処置のために急遽休み返上で仕事にいっていました。

僕はただそこにいただけで

すべての救助は彼がしたようなもの。

尊敬します。

かっこよすぎでした。

なにはともあれ、ひとつの命が救われてよかった。

いつどこで何が起こるかわからないのが人生。

彼のように助かる人もいれば

助けられず亡くなる方もいる。

僕もサーファーだし、そういう水難事故とは

隣り合わせなわけで

またいつかこんな事件に遭遇するかもしれない。

その時はナオキ君の取った迅速で正確な救助ができるよう

日々の心構えを怠らないようにしようと思う

そんな一日でした。

後日、助けた漁師のおじさんがお礼を言いに

僕の家を訪ねてくれました。

まだ事故のときのショックの性で心臓を少し患っているとの

事でしたが、命あっての人生、助かって本当によかったと

心からそう思いました。

自分の身にそういった災いがいつ起こるかもしれない。

そうならないよう、日ごろからちょっとした注意を心がけましょう。